ＤＶＤ「昭和枯れすすき」巨匠・野村芳太郎監督の隠れた名作

配信全盛の時代ですが、私は大好きな映像作品をＤＶＤで家に置いておきたいコレクション派です。
高齢につき断捨離、大事なコレクションをメルカリに出品しています。

巨匠・野村芳太郎監督の隠れた名作「昭和枯れすすき」（1975年）ＤＶＤを出品します。
セル版（レンタル中古品ではありません）
購入後、数度再生して大事に自宅保管していました。

野村芳太郎監督は「砂の器」（1974年）、「張込み」（1958年）など骨太な社会派サスペンスや、「拝啓天皇陛下様」（1963）のような社会批判を込めた喜劇など、多彩な作品を世に送り出した巨匠です。

松竹で代表作「砂の器」終了直後に、結城昌治の小説「ヤクザな妹」の映画化を会社（松竹）に希望しますが、内容が暗いためか企画が通らず、当時大ヒットの“さくらと一郎”が歌った「昭和枯れすすき」の題名で再提案したところ、会社からスンナリＯＫが出たとの逸話を聞きました。

「昭和枯れすすき」は、荒涼とした都会で懸命に生きようとする刑事の兄（高橋英樹）と不良少女の妹（秋吉久美子）が主人公。
兄妹愛の葛藤と絆がテーマのサスペンス映画。
原作は結城昌治の小説ですから、歌とは全く関係ありませんが、歌の雰囲気はドラマと合っていました。
さくらと一郎の歌「昭和枯れすすき」は主題歌として挿入されています。

幼いイメージが残る秋吉久美子は当時21歳、70年代日本の青春映画「あかちょうちん」「妹」などが評価された活発で可愛らしい表情が魅力的な女優です。
共演は池波志乃、伊佐山ひろ子、松橋登、鈴木瑞穂、下条アトム、稲葉義男、ひし美ゆり子。
脚本は新藤兼人、撮影は「砂の器」の川又昂らベストスタッフで臨んだ傑作。
当時の繁華街やアパート群など、東京のロケーション映像が懐かしい。
「昭和枯れすすき」鑑賞・コレクションをお薦めします。

＜ＤＶＤ特典＞
予告編、主要スタッフ・キャストのプロフィール、フォトギャラリー。

新品を購入するよりお得だと思います。

「昭和枯れすすき」は好きな作品で、自身のAmebaブログ（映画・食品情報発信「昭和枯れすすき」巨匠・野村芳太郎監督の傑作）にも面白さを投稿しましたので、ご訪問下さい。

#昭和枯れすすき #野村芳太郎 #松竹 #邦画

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