キルハ様ご売約品のため、他の方が購入された場合でもキャンセル扱いとさせていただきます。ご了承下さいませ。【to you sale】88000 → 64000種類...茶道具径約13cm×高約8cmフツフツと美味しく焼き上がる目玉焼きのようなトロッと美しい白と透明感。そして、兎にも角にも、これでもか!というほどに凛々しく、力強く、マッスルに削られ土が残された大高台。こんな破壊力の高台はなかなか、見かけません。美濃の陶工たちが萩や唐津の陶工たちとどのようにどれほどに関わったのかは資料が無いためか、誰もが感じて薄々わかっているにも関わらず、学術的に明らかに証明されていないままで、それ故に一見分からないものを避ける〈正道〉からは敬遠されがちなのでしょう。しかし、非常に、それは、そのままで良いのかどうか。美しい器は、美しい。見立てるということのなかで美を活かすことを良しとした茶の美の展開というものは、型にハマらぬがゆえにそれを見くびることにはなく、美を生活やそれぞれの感性へと帰すことを含んでいるものと思います。もちろんそうであるが故にこそ、正道の正道たることもまた独立した価値を際立たせるものでもあるのだと思います。要するに、〈出身や国籍や家柄〉と恋する、なんということはないもんじゃないでしょうかということです。したがって、この器は、志野と呼ぶには土が萩であり、萩と呼ぶには薬と絵付けが美濃でしょう。それを面白い、そこにある陶工たちの笑顔なり、これでどうだと言わんばかりの気概であったりするものを、心から楽しまれる方の手に届いたら良いなと思います。しかし、この絵付け・・・・・・漫画〈FAIRYTAIL〉のマークに見えなくもなく。餌付けの濃淡や線の太さなど、自由すぎる面白さ。それでいて、稚拙さは全く感じない野趣。ガッチリと堅く焼きしまっており、ズッシリと重みを感じます。桃形の〈押し〉も気合いがはいりまくっており、とにかく楽しい一碗。遊んでみたい方のもとに届くことを願いつつ。
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