『ＪＥＲＫ ＯＵＴ』ＴＨＥ ＴＩＭＥ　ＣＤＳ

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ザ・タイムは、１９８１年にミネアポリスで結成された７人組ファンク～Ｒ＆Ｂバンド。
もともと、プリンス自身のアルバム制作で演奏をするバックバンドとして結成させた。メンバーは非常に豪華で、後にプロデューサーチーム、ジャム＆ルイスとして活躍するジミー・ジャムとテリー・ルイス、モーリス・デイがボーカリストだった。結成当初からプリンスのギャラや処遇に対する冷遇によって、プリンスに対するフラストレーションが高い状態で活動を余儀なくされる。ホテルで、プリンスのバンド「レボリューション」と乱闘騒ぎをおこしたほどであった。
その後、ジミー・ジャムとテリー・ルイスとモンテ・ムーアが解雇され、メンバーが入れ替わった状態で１９８４年に映画『パープル・レイン』に出演さらにはシングル『Jungle love』が全米チャート２０位のヒットとなった。しかし翌年、ボーカルのモーリス・デイもプリンスと揉めてグループを脱退、ソロになってしまう。グループは解散状態となる。
次に彼らに声がかかるのは１９８９年である。
レコード会社のプッシュによって、プリンスの映画『グラフィティー・ブリッジ』出演とサントラの為、既にジャネット・ジャクソンの『コントロール』などで成功をおさめ、名プロデューサーとして活躍していたジャム＆ルイス、ソロでヒットも出したモーリス・デイら元の７人で再結成。
そうしてリリースされたアルバムが１９９０年リリースの『Pandemonium』である。本作はそのアルバムからのリード・シングルで、全米チャート９位、Ｒ＆Ｂチャートは１位と、ザ・タイム最高のヒット曲となったのだ。
プロデュースはプリンス。曲作りにジャム＆ルイスとモーリス・デイも関わった
超大物揃いの１曲である。
本来『Jerk out』は「唐突に口にする」といった意味だが、プリンスが作った曲のこと、どんなスラング的意味が隠されていることやら。５バージョン収録。


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